睡眠の定義とは?分かりやすく説明

一日の休息をとるのに必要な睡眠

「なぜ睡眠がいるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

本記事では睡眠の定義について解説していきます

睡眠の定義

実は睡眠の定義ははっきりしたものはありません

Wikipediaでは「眠ること、ねむり。脳の意識レベルが低下して、視覚や聴覚などの感覚情報が脳に認識されなくなった状態を指す」

Wikipedia

厚生労働省では「こども、成人、高齢者の健康増進・維持に不可欠な休養活動」

厚生労働省

このように記載されています

脳の意識レベルが低下というと違和感がありますね

意識レベル低下というと脳卒中などで刺激を与えても覚醒しない昏睡や意識障害、また手術での全身麻酔も当てはまります

睡眠中は意識レベルは低下していますが、刺激により覚醒することは可能です

つまりは”体の活動は止まり意識を失っているが、刺激により覚醒することができる状態”といえます

とはいっても言葉で睡眠を説明するのは難しいですね

脳科学では睡眠とは「全能的な脳波の周波数と波形」と定められています

睡眠と脳波

脳波の定義と種類

脳波とは「神経細胞の集まりで脳から生じる電気活動を、電極で記録したもの」です

脳波はα波、β波、θ波、Δ波、γ波の5種類で構成されています

α波:リラックスしているときの脳波

β波:活動しているときの脳波

θ波:浅い睡眠や作業に集中しているときの脳波

Δ波:熟眠しているときの脳波

γ波:緊張しているときの脳波

脳波の測定方法

脳波形を使用し、頭皮に22個の電極をあてて測定します

目を開けたり閉じたり、深呼吸をしたりなど行い20分ほどかけて記録します

主に脳梗塞や脳出血など脳血管障害、睡眠障害、てんかん、薬物による意識障害などで行われます

電極を固定するのに接着剤を使用するので、終了後は頭がべたべたします

睡眠による脳波の変化

睡眠の流れとしてはβ波→α波→θ波→Δ波への変化します

まず目を閉じているとα波が徐々に減ってきます

α波が50%以下になった時点を入眠といいます

次に不規則な形のθ波が出現し意識が低下していきます

θ波が出現したばかりの状態はまだ睡眠とは言えません

このθに重なるようにが12~14Hzの小刻みな波(睡眠紡錘波)が出現すると睡眠に入ったとみられます

そしてさらに眠りが深くなるとΔ波が出現し、最終的にはΔ波が50%以上になったときがもっとも深い睡眠状態です

この脳波の解析結果より夢をみる「レム睡眠」、深い眠りにつく「ノンレム睡眠」の2種類に分けられています

「レム睡眠」「ノンレム睡眠」このサイクルを90分周期で変動し、規則正しい睡眠リズムが作られます

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